ハンガリー俳句の日のアイデアは、ハンガリー日本友好協会にてヴィハル・ユディットが発案し、俳句クラブの事務局長チフラ・アドリエンに企画発動・進行を依頼したものです。最初のハンガリー俳句の日は2014年春に開催されました。以来、毎年このイベントが行われ、年々来場者が増えています。このようなイベントは世界的に見ても珍しく、ハンガリー以外ではアメリカで同様の俳句イベントが行われているのみです。
イベントのプログラムには様々な講義、俳句・俳画のコンテスト、俳句の朗読、日本とハンガリーの俳人の紹介、俳画の展示、吟行句会、俳句とともに楽しめる演奏の他、書道や競技カルタ会のような日本文化に関連したプログラムもあります。特別な催し物としては、コンテストの参加者が生け花または茶会を見学し、その場で感想を俳句に詠む、というものもあります。主催者は毎年事前にコンテスト用の作品を募集しており、決まったテーマに沿っての俳句・俳画・俳文の応募があります。直近の募集テーマには「隔離」「花見」「爪」「星」といったものがありました。
チフラ・アドリエン、俳句クラブの事務局長